たまにはおへんじ

http://b.hatena.ne.jp/FTTH/20071120#bookmark-6553741
未検診妊婦の御話が、先日話題になりました。
妊婦=病院を一体と見るならば、検診を行い、リスクを限定したほうが、双方のメリットとなるでしょう。
宴会は事前予約を。
もちろん、妊婦側にしてみれば、検診を行わず、いきなり押しかけた方が、予約もいらず、お金もかからず、ある意味便利です。
そこで、道徳面を強調せず、そのような妊婦側の教育不足を指摘する声もあります。しかし、教育には、コスト、本人もしくは家族側の時間・金銭などのコストが掛かります。昔は、親から子へと伝えられました。親は面倒くさいし、子は、親の偉そうな説教を聴く必要があります。また、大家族制では、親は子の所業に、ある程度リスクを負うため、当然子の婚姻に口を出します。はっきりいってウザイです。同様に、親戚などの子育てを手伝い、手伝わせ、ノウハウを受け取る機会も減ったでしょう。それは、家族間のストレス=心理的コストは減りましたが、同時に、ノウハウを自力で獲得する必要が生じた、ということです。
 そのような妊婦を、面倒がイヤだから、学習の機会、援助者を放棄した、と断じるのは卑怯かもしれません。が、少なくとも、従来期待できた、大家族、地域共同体からの援助はあてにできない階層がいるようです。全体からすれば僅かでしょうが。教育・検診・産科医療・育児援助、出産に関わるコストは、トータルで考え、適切に割り振ることを考えたほうが、セクター間の争いにならなず、トータルとしてのコストを減らせるのではないか、と考えた文章


 のだったのですが、留保の無い生の肯定を唱えるだけならタダなのに気づいておしまい。裁判で賠償金をとって、それは立法の問題です。