地獄のジャングルにて。

私はこの種の修辞的質問が嫌いである。
それは負けたチームの監督が選手たちを前にして「どうして負けたのか、お前たちはわかってるのか?」と訊いているのと同型のものである。
この質問に正解すれば、「なぜ、負ける理由がわかっていて、おまえたちは負けたんだ?」というさらに答えにくい次の質問がなされる。
だから、このような質問には誰も答えないで、じっとうつむいている。

http://blog.tatsuru.com/2007/09/15_1049.php

党の党首(オザワ)に発した質問を思い出しました。
共産党とも協力していく意向はありますか」
そんな質問でしたが。

http://blog.tatsuru.com/2007/09/15_1049.php

 共産党と協力するのは変節漢だ!協力しないのは、非協力主義者だ!!ホント、国会は地獄だぜ。


 似たようなのに、「責任を感じるか?」という質問に、「感じる」と答えれば、任意の要求を提示し、感じない、と答えれば、無責任と詰る。これは便利。
 同様に、自分の要求が通るまで、相手をモジり、「説明責任が果たされていない」と繰り返すパターンもある。