このまえの話

 (同じ予算なら)
 質より量の場合もあるし、そうでない場合もある。
 一定以上質の差が開くと、量では対抗できない場合がある*1
 質で勝っていても、戦線を形成できるだけの量が無いと、戦線を抜かれて包囲されることがある。
 強力な武器、兵器は単能に特化していることが多く、運用には配慮が必要。

槍の話

古代ギリシャにおいて、すでにサリッサというパイクに似た長槍が使われていた。マケドニア軍のアレクサンドロス大王はこれを最大限に活用し、彼のマケドニアファランクスは全軍の中央に位置し敵軍の攻撃に耐え、その間に大王率いる騎兵が側面を包囲、殲滅すると言う戦法は無敵を誇った。 大王の死後、サリッサはさらに長くなり、弱点であった機動力はさらに低下した。援護する騎兵や熟練兵の減少もあって共和政ローマが台頭すると、ローマの投槍とグラディウス武装したレギオンに対抗できずにほぼ姿を消し、その後1600年間サリッサのような歩兵密集隊の用いる長大な槍が使われることはなかった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AF

 機動性の低い、重戦車が、対戦車火器を持った歩兵と、中戦車部隊に壊滅させられる姿を見るようで涙が誘われる。

*1:湾岸の戦車戦など