正しい誤解について

大学医学部が、

医師=専門職 を養成するところ

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/higeoyaji/archives/50392708.html

 というのは、正しくもあるし誤解でもある。
 大学医学部は、教育・研究・臨床の3つの機能で評価される。教育、というのは一要素としてしか評価されない。
 そのへんが騒動のタネなんだけど。


 もっというと、「教育・研究・臨床」なんていうのは、教授選の一要素に過ぎず、たとえば、いや、選挙なんて見聞きしたことないんだけど、有権者たる教授が、候補者に、それぞれ「教育 5てん 研究 8てん  臨床 7てん、但し重み付けは x0.2、x 0.9、x1.2」とか投票し、そのポイント加算で決定される、なんていうのじゃなくて、人間に投票するわけだ。だから、「○○科に腕のいいのが入ると俺助かる」「○○は友達だし」「○○に投票する代わりに、今度の××選挙では△△に投票してもらおう」「いざという時の首切り要因として/勢力を減らすため、無能な奴をいれておいたほうがいいな」という理由で投票が行われるかもしれないし、きちんと選ばれているのかもしれない。少なくとも、学生の教育効果を最大限に高めるために、教授が選ばれている、というシステムにはなっていないような気がする。