『作品の強度』の話の話

http://bmp69.net/mt/archives/2007/05/age_1.html
ガチ具合とか、いろいろ言われていますが、まあ、そんなもんです。

このマジックワードを導入することで、
「『作品の強度』が増えると、作品が自立*1する」
という法則を作ることができます。結構自己撞着的ですね。
 『作品の強度』が増える状況として、長くする・分岐を増やす・アナザーストーリーを入れる・二次創作・設定を緻密にする、などを考えています。単に長くする、単に設定を垂れ流すことは、分母をも大きくし、総量は増えるけど強度は落ちるかも、みたいに考えています。あ、もちろん、作品は作品であって、受け手に解釈されて初めて効力が出現するので、強度は個人にとって絶対的なものではないでしょう。


 そうそう。
 昔なら、リアルさ、みたいに簡単に言えたけど、たとえばセットをベニヤの絵から室内までつくるとか、ドイツ軍役のモブにグリースガンじゃなくて、モーゼルにシュマイザー*2持たせるとか、今はそういう形以外で、ユーザー感銘をもたらす手法も使われていると思うので。
 「マンガ・アニメ的リアリズム」「ゲーム的リアリズム」と言ってもいいけど長いし。

"「シェンムー」の夢"

 そして「手際の悪さというリアリズム」の極限としては『 Fate/hollow ataraxia 』ていう悪趣味の極みがあって。自分達の用意したファンディスクの「百科全書的」大量シナリオを指して「飽きた」てのは一つのリアリズムの極みだと思います。バカだけど。


http://d.hatena.ne.jp/REV/20070531/p1


「強度」て、その程度の話だと思うよ。「本筋」に全部を注ぎ込むこと。

http://www4.diary.ne.jp/user/473384/

*1:自律でもいいかも

*2:俗称