いくらたくさん書いても、それを何度も読み直さなければ、優れた文章にはなり難いものです。
ところが単純に「読み直せばいい」というわけでもなく、書き上げた直後に読み直しても「そこに何が書かれているか」は、書いた本人はよく分かっていることから、多少変な文章があってもなかなか気付かないもの。
自分の文章の奇妙さに気付くのは、何日も経ってからということが多いのです。
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自分で書いた当初は、頭の中に書きたいことが詰まっているので、極端な話、「アレがソレ」、「(以下略」、をちりばめても意味が通じます。アレのカレのソレのダレのツレ、みたいに、参照関係が曖昧な表現だって、表現したいモノは頭の中に入っているので、直後に読めば意味が通じます。
で、数日たって読むと、表現したい何か、は脳内から消えうせて、文字を頼りに意味を構築するのですが、構文がいい加減だと再構成できなかったりします。それは、センテンス単位の話かもしれないし、パラグラフ、エントリー単位かもしれません。
私の場合、30秒経って読み返しても奇妙なので、どうでもいい話ではあります。