人殺しの位相

http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20070410#1176213661
 日常言語では、人間が死亡した場合、その付近に存在した人間に簡単に貼ることができるラベル。
 ラベルを貼られると、いろいろ不愉快な出来事が発生するので、このラベルを貼る人間は強い権力を得ることができる。のは、みんな知っているので、たいがいの人は安易にこのラベルを貼らない。
 さて、死に関連した場合、死を看過することから、死を予期せず結果的に死に至らしめる、死を目的として死に至らしめる、など色んな状態がある。交通事故は業務上過失致死だし、傷害致死と殺人は区別される。家族が病気で苦しんでいるのを放置して死んだ場合は、保護者何とかかんとか致死だったかな。
 軍隊、近代の軍は、建前上、敵の死を目的としているわけではない。敵が整然と降伏してくれれば、それが一番のラッキーで、建前上、収容することになる。殺害が目的であれば、降伏した敵兵をそこで殺害するわけだけど、表向きはそうなっていない。無力化した適性国民、敵兵を殺すと「人殺し」で、そうでなければ「戦闘行為」といわれる。ここでエライ人なら国際法を持ち出すけど、知らないのでパス。
 と、そういうわけなので、そのへんのことを混同するとアレかとおもうんだけど、まあ砂場の砂掛けゲームと考えればいいか。

追記

 あ、idがcrow_henmi氏にツッコミを入れた心算は無かったのですが。URLは、連想元、みたいな。
 まあ、文字の並び以上でも以下でもないということで。
 えーと、たとえば、車の運転手に向かって、お前は、飛び出した子供を避けることができるか?ぶつかるかもしれないし、そうしたら相手は死ぬかもしれない。それを承知で運転しているわけだ。死ぬのを承知で運転しているわけだから、それは殺人未遂状態だ。みたいなことを言う人は少ないけど、まあそういう話。