アトピーステロイドと火事と消防車

http://d.hatena.ne.jp/umeten/20061112/p1
 正確な知識が文字の間から透けて見える*1のに、誤読されまくりな文章作成者カワイソス。


 さて、木造家屋のようなものを考える。
 誰かが(もしくは、自然に)火の粉を飛ばした。
 火がつく。燃える。消防車を呼ぶ。放水する。場合によっては、小火じゃなくて、部分焼になったお家を目にすることになる。さて、コゲコゲのシオシオになった家をみて、その原因をなんだと思うか。


 もちろん。


 消防車が悪い。


 火がついた。消防車が来た。コゲた。どうだ、関連性がある。
 そこの家は、消防車が来ていない。家も焦げていない。消防車が来なければ家は焼けない!
 あの家は、水害にあった。家がメロメロになった。水は、家に悪い!!



 外壁の防火能を高め、飛んでくる火の粉を振り払い、それでも燃えるようなら消防車を呼ぶ*2のが、いいような気もするけど、必死に消防自動車を追い払っている人もいるし、まあ、いいのか。「消防車が火災被害の原因で無いことを、きちんと反証してから消火活動に入ってください。それが科学的というものです」なのかな。そんな悠長に反証していると建物が半焼…
 おあとがよろしくないようで。

短期的投資と中期的投資と長期的投資

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50689255.html

1. いじめることは人生を連結決算すれば損である。
2. しかし、子供は単期決算までしか頭がまわらない

損か得か、って難しい。


 仮に、メーカーが、研究開発費を削り、外注で間に合わせれば、金回りはよくなるかもしれない。出費は減り、既存のブランドで製品は売れる。それじゃ、そのうち立ち行かなくなる、と考える人もいるかもだけど、その前にボーナス貰って退職金もらえば、別に関係ない。じゃあ、長期的投資をすればいい、と思うかもしれないけど、莫大な利益をもたらす規格ビジネスも、CDのように上手くとは限らない。


 いじめられて毀損した精神資本は回復されないのに対して、いじめが、稀に発覚したときの外形的悪評は、学校や人権派Bloggerがよってたかって擁護し、除去しようとするので、いじめられると損だし、「発覚時、「加害側にコスト負担が要求される」ことを加害側が認知して、加害を思いとどまる」ことが期待しにくいのが寂しいところ。


http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061111/shakai061111

いじめという問題を目の当たりにしたときに「いじめをした奴が悪いに決まっている」的にどうしてもなりがちだ。私はそうは思わない。私はいじめ問題を考えるときに「誰が悪い」という犯人捜しをしてはならないとは思わない。それは「悪者」という異分子を見つけ出し、彼らを「高く吊る」作業を行う事によって問題が解決されたかのような錯覚に陥るだけだからだ。

何時何分何秒論法

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000122-mailo-l11

生徒の自殺を受け、学校は13日午前9時前から体育館で緊急の全校生徒集会を開いた。中野修一校長は「自ら命を絶ったのは残念な結果です。その理由がわかっていません。(生徒の)お父さんは『本人の死を無駄にしたくない』と言っていました。友達関係や成績などいろんなことで悩むと思いますが、一人で悩まず、先生やご両親と相談していただければ精いっぱい協力します」と話した。途中で泣きながら退場する女子生徒もいたという。

13日朝、要求した生徒の担任と学年主任がこの生徒の自宅を訪れ説明した際は「生徒と母親が涙を流し耳を傾けていた」と説明した。

一年後には武勇伝。

*1:イヤミじゃないよ

*2:時と場合によっては特殊な消防車がいるかもね