"やたらとタミフルや抗生物質を処方してしまう日本の医者は一体何を考えているのだろうか?"

http://megalodon.jp/?url=http://satoshi.blogs.com/life/2006/11/post_6.html&date=20061114151933

 つまり、抗生物質にしてもタミフルにしても、この手の特効薬は命に関わる病気にかかったときにだけ使うべきもので、普通に体力のある人が風邪やインフルエンザにかかった時に使うべきものではないのだ。その辺の事情を知ってか知らずか、やたらとタミフル抗生物質を処方してしまう日本の医者は一体何を考えているのだろうか?

発熱した患者さんに対して、抗生物質を使わないことで 何かトラブルになったら、人生を失う。

http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2005/08/post_269.html

医者だって客商売だから、入院している患者さんが発熱したら、主治医はうろたえる。 たぶん細菌感染は関係ないだろうと思っても、「抗生物質を使いたい」という欲求は抑えがたい。

病院というのは不思議なところで、作為による過失は問われないものの、不作為による過失は 人生を棒に振るまでブッ叩かれる。

発熱した患者さんに対して、抗生物質によるアレルギーで なにかトラブルがあっても、交渉次第で何とかなる。逆に、抗生物質を使わないことで 何かトラブルになったら、人生を失う。

それでも、抗生物質の使用を制限すれば、耐性菌はわずかずつ減少する。その「わずかさ」に内科は焦れ、自分の患者さんにだけは「いい目」を見てもらおうと、抗生物質を使う。感染症医にとって、その「わずか」な前進こそが勝利の証なのに、内科は平気で踏みにじる。病院内には医者どうしの喧嘩の声が絶えることは無い。

やたらとタミフル抗生物質を処方してしまう日本の医者は一体何を考えているのだろうか?一方、欧州では

家畜飼料にVCM類似物質を混ぜたり

http://www.puni.net/~aniki/O157/patho/DT104.htm

 欧州では1990年始めごろから家畜糞便あるいは食肉からVREが検出されており、欧米のVRE集団感染事例では、PFGEパターンの一致から鶏肉の汚染が原因と推定された。VREの出現は家畜の成育目的で添加されていたアボパルジン(バンコマイシンに構造的に類似)が関与しているとされ、2000年6月にWHOは、家畜飼料への抗生物質の添加に対する注意勧告を出している。日本では1985年にアポバルジンの飼料添加が認められたが、1996年12月に厚生省が実施した調査(71養鶏農場)で、これを使用する農場35中3農場からVREが検出されたことを受けて、1997年に使用が禁止された。日本の鶏肉のVRE汚染状況に関する研究は石崎ら(2000)のものがある。これによると国産鶏肉56件・輸入鶏肉32件中、それぞれ11件・8件がVREが検出され、日本でもVRE汚染鶏肉が流通していることが明らかとなっている。

MRSA以外の感染症に、VCMを使ったりと

http://idsc.nih.go.jp/disease/vre/vre01.html

7) VREが欧米で拡がった原因として、欧米ではバンコマイシンの使用の歴史が長く、また、MRSA以外に肺炎球菌などの感染症にも広く用いられて来たことが指摘されています。一方では、欧州ではバンコマイシンに化学構造が類似したアボパルシンという薬を鶏やブタなどの肥育促進のため飼料に添加したことにより、鶏など家畜の腸管でVREが選択的に増加し、それが人に広がって来たとも考えられています。

使うべきところでないところに、使ってしまって、新たな耐性菌を蔓延させる、なんてことは無いよね?


一応、VREにはこれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%82%BE%E3%83%AA%E3%83%89
MRSAにも「広く使って欲しい」ファイザーと、濫用で、これにも耐性をつくったVREを出現させたくない厚生労働省の温度差が見える記述がいとをかし。