いじめを「日本から一件も」なくすことは無理だと思うけど、暴行に適切な処置を行なうことは、ガイドラインとして役に立つと思う。というか、こういう先例とか判例こそがガイドランなんじゃないかな。あと、自殺したいほど追い詰められた人間に緊急避難のパスウエイは与えられてしかるべきだと思う。

<いじめ>同級生に暴行 生徒2人逮捕 北名古屋の中学校

http://www.excite.co.jp/News/society/20061111020400/20061111M40.174.html

 愛知県北名古屋市の同市立中学校の教室で、2年生の男子生徒2人が同級生を粘着テープで縛って暴行する事件があり、同県警非行集団対策課と西枇杷島署は10日、いずれも14歳の男子生徒2人を傷害容疑で逮捕した。今年春から校内でいじめが繰り返し行われていた疑いがあり、同署は生徒や学校関係者から詳しく事情を聴き、背景や動機の解明を進める。同市教委も学校側から事情を聴くなどして調査に乗り出す。

「いじめた奴らを高く吊せ」という発想を持っていては、いじめは無くならない

http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061111/shakai061111

むしろ大人の目の届かないところに深く潜り、陰湿化するだけである。

そして何より「奴らを高く吊せ」という考えが、いじめそのものであるという事に発言者が気付いていない。


いじめという問題を目の当たりにしたときに「いじめをした奴が悪いに決まっている」的にどうしてもなりがちだ。私はそうは思わない。私はいじめ問題を考えるときに「誰が悪い」という犯人捜しをしてはならないとは思わない。それは「悪者」という異分子を見つけ出し、彼らを「高く吊る」作業を行う事によって問題が解決されたかのような錯覚に陥るだけだからだ。

[たかり]小5女児が多額現金渡す…被害額十数万円 北九州

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2703552/detail?rd

 北九州市八幡東区の市立小学校で、5年生の女児が同級生らから頻繁に金をたかられ、多額の現金を渡していたことが分かった。被害女児の保護者は「1年間で被害額は十数万円に上る」と話しているという。学校や市教委は事実関係を把握しながら、いじめとして対応していなかった。大庭清明教育長は11日、「極めて不適切だった」と陳謝した。