http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20060829/p1
たとえば目の前で歩道の段差が超えられなくて困っている車いすの人がいるとする。よほど急いでいる時じゃない限り、まぁ助けるわな。で、誤って車いすが転倒し、それで症状が悪化してしまった。さてワシは補償しなきゃならんの? もしそうなら、絶対に車いすの人を助けたりしないね。
ユニバーサルデザインを謳うショールームだって同じじゃね?そりゃあ多少は障害者への対応に慣れていてはもらいたいけど、介護士みたいな専門家じゃないわけやろ。UDな店には完璧な介助ができるような人間置かなきゃならんって言うの? そうなったらますますUD製品の価格に跳ね返るわけなんだけど、それでいいのかいなぁ?
一般論としては、おおむね同意。
「善意の第三者に、過大な責任を要求すると、それは善意を排除する方向に働く」
みたいな?
アメリカでは、善きサマリア人の法*1なんかがあるわけで。
休日、校庭で遊んでいて怪我をした。監督責任だ。そして校庭閉鎖。
居合わせた医師が、偶然救命措置をするが助からない。過失だ。次からは、声を掛けられても手を上げない。
そういうあれ。
個別論としてはどうか。UDのショールームは、善意の第三者、じゃない。運用する能力がなければ、スロープなんか置くべきじゃなかった。また、不特定多数が利用し、不特定多数が運用するショールームのような場所では、保険を掛けておくべきだったんじゃないか。ついでにいうと、東横インのバリアフリーも一緒で、スロープやパーキングがイヤなら、その旨最初から主張するべきだった。バリアフリーだと仮装して、優遇措置を受けて、こっそり改築するのはフェアじゃない。
*1:窮地の人を救うために善意の行動をとった場合、過失責任は問われないという趣旨の法律。--http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E3%81%8D%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%B3%95