カリモフしている医療談義

http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2006/08/89_11f0.html
 「ため」とか「つもり」とか「…という態度だから」
 という話は、1945年8月15日で終わりになったかと思うのだけど、ここでは違うらしい。
 遼東半島の返還を国民は納得しなかったし、腹が減っては戦ができないことを、指導部は納得できなかった。機関銃に向かって銃剣突撃することをユーザーたる政府は推奨した。で、どうなったか、というと、ああなった。
 世界でトップクラスに(少なくとも、新生児死亡に関しては)医療水準の高い日本の医者は、逆算すると世界最高水準にモラルが高いことになるかな。


 と、ここまで書いて、釣られたことに気づく。
 要するに、外来に乗り込んで、相手が根負けするまで、「納得いかない」を繰り返す。MP3で録音しておいて、再生すると疲れない。相手が提示する、治療計画に対して、「納得いかない」を繰り返せば、自分の望むポリシーで治療が受けられる。そういう話か。医師が、怒って帰れ、と言ったら、その対応は何事か。「納得いかない」。謝罪と賠償を(以下略。


 前にも書いたけど、セロリン一個、ATA-HDD一個、の鯖で、24時間ノンストップ365日、ダウンタイム1時間まで、遅延賠償つき、なんて言ったら、システム保守やさんは、ヤー、となるんじゃないかな。なんたることだ。冷蔵庫は10年くらい落ちないぞ。納得がいかない。機械屋は負担をしないで、ユーザーに保守経費を押し付けるのか。鯖代49800円、なんとかデンキなら、2万円で延長保証だ。この値段で保守しないと、テコでも動かないぞ。



 と、冗談はさておいて、いまの現状だと産科医はどんどん減っているので、産科の医療事故もどんどん減るのではなかろうか。世界最高水準の成績を誇る?産科領域で、「医療がやりたい放題、ほ乳類のお産の本能的機能を全く無視し、人体を切り刻むかのような産科医療の現状」と言われてもねぇ。


 ともあれ、「俺は患者だ。だから、お前ら医者は、死んでも働け」に対し、「俺は医者だ。俺の睡眠時間の為にお前は氏ね」と受け取られかねない反論はちょっと弱いかなと思った。