またまた進化論の話を読む。

 うーん、現在、一杯、地球上には種があるわけで、
 How?
 という問いに、
 Random variation, Natural selection
 (突然変異と自然選択)
 で答えたのが、ダーウィンで、
 Why?
 という答えは、誰かお好みの人が議論すればいいんじゃないかな。


 21世紀の今日この頃、日本では一杯自動車が走っているけど、その変遷も「私は」進化論的だと思っている。
 背の低い居住性の低いセダンが売れた時期、重たくて燃費の悪い四輪駆動車が売れた時期、2ドアクーペが売れた時期、なんかがあった。
 もちろん、それが売れた理由を解説することも出来るけど、じゃあなんでそれが今売れないのか、という問題は発生する。

 企業なんかもそうで、ライブドアとか村上ファンドとか、株価が上がっていたときにはその高さの理由が述べられ、低くなれば低い理由が述べられる。

 まあ、みんなWhy?が大好き、ということで。


追記:
あ、ブクマで「性淘汰」が無い、という指摘を頂きました。
なんていいますか、遺伝子とその発現、から離れた領域は疎いというか。
「良い商品を開発した企業の株価が値上がりする」
ことはなんとなく理解できても、
「人気の有る企業の株価は上がり、株価上昇(の期待)が人気の源泉である」
ことは、ロジックとしては理解できても、実感が湧かないようなものでしょうか。
サーベルタイガーの牙、孔雀の羽、怒りの葡萄
市場を操作する神は不在で、「進化」を操作する神も不在だと思うのですけどね。
性淘汰の始まりがどのへんにあるのか分かりませんが(性分化した種から、というのが答えかな)、
性淘汰は、その始まりから、他者の欲望を欲望する、社会学的な要素を含んでいるのが面白いところです。