↑の記載と同時期に考えた、フラグ立たないEND。
―――次第に、人があつまり、映画製作へと熱が高まっていく。東城の脚本、演じる西野、カメラを構える外村、差し入れを持ち込む雨戸。いろいろあって映画は完成、学園祭での上映は大盛況であった―――
(ここで、ピアノかオルゴール、もしくはマイナー調のストリングスが流れる)
(映画製作の場面の一枚絵が背景にインポーズされていく)
(最後に、皆があつまって記念写真)
で、徐々に写真がセピア色に染まっていき…文字がスクロールしていく。
―――その映画は、コンクールで入賞をした。その後運命はまた、交わることなく進んでいった。東城は、割と有名な文学賞で佳作を取り、いまは数本を抱える新人作家となった。西野は、まさかと思ったけれど、アイドルをちょっとやって、ロックシンガー気取り。地が出たのだろう。外村は、どこかの局でカメラを抱えている筈。地方の食べ歩き番組を見ていたときに、クレジットで見かけた。そして、俺は…映像の道に進むことなく、ネクタイを締めて、背広を着て、毎日通勤している。繰り返される日常。でも、この写真を見るたびに思い出す。あの、騒々しかった日々を―――
(ロケ夏ENDのパクリです)
昔の過去ログより。なんにでも応用が聞く、セピア色の写真エンド。