"「かわいいは正義」という絶望"

http://d.hatena.ne.jp/KeiKomori/20060313/p1

僕たちの望みは少女になることである。そして少女だけに許される、少女達の世界に住むことである。しかしこれは真実の少女達の世界ではない。「可愛い」という絶対倫理の中に築かれた、僕たちの妄想としてのユートピアである。

 "少年"、"少女"というカテゴリーは近代の産物と言われる。昔は、"少年"は喜ばしいクラスであり、"少女"は制約の多いクラスであったらしい(もっとも、"妻"というクラスはさらに制約の多いクラスであったらしい)。で、昔の少女マンガには、"少女"が男装して"少年"のクラスに参入するシナリオもあったらしい。まあ、社会情勢ですね。社会制度による個人の受容が期待できない今、"少年"達は、昔の少女漫画の"少女"のように自己実現を図らなくてはいけない。カリカリモフモフ

僕たちは逃げ出してはいけない。強くならないといけない。逃避は確かに自由だ。いくらだってすれば良い。それでも僕たちが生きるべき世界ここでしかない。その切り替えを、線引きを忘れてはいけない。好きなだけ逃避した後に、どうやっても男性である自分に向き合うことが、今の僕たちの絶望に向き合うことが、僕たちには必要なのではないだろうか。