清潔感」というコード

http://d.hatena.ne.jp/rangelife422/20060107/p2

ですから機能的に優れていてファッション性に配慮したアイテムを、オタク向けに販売したとしても、決してそれでオタクがオシャレになる訳では無いですねぇ。モテを志向する「オシャレ」、マナーを志向する「身だしなみ」何れの場合も、それぞれのコードに合わせた組み合わせでしか意味を成しませんからねぇ。

そう。清潔感、というのは単に細菌や汚染の有無を意味しない。「清潔感」というコードを指す。喋る方には自明のコードだけれど、聞くほうにとってはそうでなかったり。

余談ですが普段からバイクでの移動が多い私は、昔から服装では機能性を最も重視します。その結果増えてしまったミリタリーウェアを、何かテーマを持って着ようと試行錯誤した時期がありまして、ある日のテーマは『ディア・ハンターに出てくるような、ベトナム帰りの米兵』でした。ヴィンテージ・デニムに編上げのブーツ、ウールシャツにニットキャップで、ガワは払い下げのN3-Bといういでたち。

友人との待ち合わせで向かった埠頭にて、一人のホームレスと擦れ違いました。えぇ、彼の格好と寸分違わぬほど被ってました。将に何から何まで一緒と言っても良い位。擦れ違った後一人で大笑いしましたよ。ファッションなんてそんなもんな気がしますねぇ。

 カコイイ。