オタクについて

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■まとめ
 オタクとは、三つの部類に分けられるのではないかと考えています。

○分類1 病気的な執着としての「おたく」
 失礼とは思いますが、発明者の名前を借りて「中森おたく」と呼ばせて貰います。
「中森おたく」自体は無害なアニメファン、マンガファンを揶揄したものであっても、仮想メディアに異常なまでにのめり込む人間を現す言葉として、ダークサイドの象徴の意味合いを持ってしまったと言えます。

○分類2 研究者としての「オタク」
 前述の経緯から「岡田オタク」と呼びます。嗜好への欲望の歯止めがきかなくなる「中森おたく」に対し、自ら情報の深い闇に飛び込もうとするのするのが、「岡田オタク」と言えます。
(中略)

○分類3 マスマーケットとしての「オタク層」
1995年以降のキャラクター消費文化を支えてきた層を指します。近年になってアイドルファン、鉄道ファンなど趣味のマイノリティも「独自文化に見識のある消費者」として合流しました。
(略)

オタクの捉えられ方の分類。

いまオタク産業の最前線の人間のやってることは、1万枚(冊)のDVDや本を頑張って1万5千枚(冊)にしましょうと言った、爪の先に火をともすごとき努力だと言えるのです。
 夢のような消費天国と実態はかけ離れています。

今後のお話。



 資料的に素晴らしい文章。
 アニメファンという漠然とした集団の、集団自意識の発生、このへんが「おたく」という言葉に先行しており、「おたく」という言葉によって外部から認識されるようになった、という経過は自分の認識と同じで、そのへんの記述をしようかと考えていたけれど、この文章があればまあいいか。