"『萌え」に対する疑問点"

http://d.hatena.ne.jp/nittagoro/20051125#p2


下のエントリはなんだかダラ書きしてまとまりが悪いので、私の『萌え」に対する疑問点を箇条書きにしておきます。

少年マンガ史的には、『作品内に登場するかわいい女の子』として70年代後半から段階的に記号化されたのがいわゆる『アニメ絵』の美少女であって、それが登場したときに現状の『オタク』も登場している。だから、『萌え」が90年代以降に現れた嗜好だと見なす場合、過去の『二次元美少女』と決定的に違うということが強調されなければならないが、それは何か?

・『萌え」が、90年代以降、オタク内で表れた嗜好だと考えた場合、それを強調するにはそれなりの理由がなければならないが、それは何か?

・『二次元の女の子を愛でる』という感覚は、オタク趣味ならずとも少年ラブコメなどで体現されてきたと思う(『BOYS BE...』など)が、それと『萌え」との決定的な違いは何か?

私にはその辺がよくわかりませんです。

 一言でいえば、デタベ@動ポモ、の整備事情。
 萌えデタベに接続してるのが萌えマンガで、少年ラブコメは、現実世界に接続されている。


 ここでいつサメとマグロとイルカの関係を例に出す。
 萌えは、マンガアニメというメインストリームで漸次的に変化しているのではなくて、ニッチでの変化を吸収しながら、いわば、螺旋状の進化を遂げている*1
 単なる女の子が、美少女マンガを経て、性的対象となる少女となり、
 RPG格闘ゲーム、フィギュアを通じて「萌え要素」を身にまとったデータベースと接続し、
 ギャルゲやエロゲを経て、恋愛や関係性も、キャラクターの属性となった。
 
 で、いまはラノベの関与の評価、というところか。

*1:論拠なし