http://d.hatena.ne.jp/mae-9/20051109

 「知識人が語っている『思想』や『文学』の言葉は、どれだけ内容が素晴らしくても肝心な消費者=もっとも文学的な自意識を持て余しているだろう十代の少年少女には届かなくて、社会を変えることはできないけども、ぼくが「ライトノベル」という形で発信するものはそこへちゃんと届いて社会を動かずぜ」と。のちの「文学不良債権論」なんかも踏まえるに、おそらくこの理解のほうが妥当だと思います*2。

ちなみにこの大塚さんの問題意識をきっちり受けとめて創刊された雑誌が『ファウスト』だった、というのは言うまでもないところ。

 そうか。そうだったのか。
 ラノベ読んで9条守ろうよ、というのが大塚氏の「新現実」「Comic新現実」で、
 きのこ維新読んで哲学も考えようよ、というのが東氏も協力した「ファウスト
 だと思っていた。