エロゲ業界の現状と展望を、ライターが12000文字で語る

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「エロしか作れないクリエイターが集まってしまったからこそ、今の劣悪な環境があるのではないか?」

まず、なぜエロの他に純愛ストーリー以外のジャンルが発展しなかったか、という理由に付いて、シナリオライターがアダルト、恋愛物しか書けない上に、他のジャンルを勉強しようとしなかったり、シナリオの基礎をちゃんと勉強しなかった、というのが大きいと思います。

個人的な意見で失礼なのですが、原画ほど、ゲームが売れなかった原因や、企画を潰した原因を他人事のように考えている職種はないと思います。もちろん、そこまでやばいミスをやるのは一部の原画のみですが……

ここまで批判しておくのも難なので、私からの解決策をいくつかあげたいと思います。
まず、シナリオや原画を公正に判断できる環境を企業につくることと、優秀なクリエイターが名前を売り、尚且つビジネスチャンスをつかめる機関を作ることです。

例えば、小説大賞のような感じで、シナリオや原画のコンテストを行い、最優秀作品を企業の方で買い取って、売り出すことができるような機関および催しをやるべきでしょう。
そうすれば、ネームバリューとともに、優秀な作品を世の中に送り出すことができます。

また、アダルトでなければ、業界に流通させてはならない、という風習を取り払う必要があると私はおもいます。

 過当競争になっているのは、市場のパイが大きくならないからだ。それは、新しい軸を示せなかったためである。その軸は、ライターや原画家といったクリエーターの教育によって拓かれるものだが、業界は教育への投資を怠り、選考への努力を放棄している。また、同人ゲームへの期待がみられるが、同人ゲーは製作者による多大な投資が必要であり、リスクの丸投げである。

 と、読んだ。個人的には、「業界」という、個人でも法人でも無いものに期待するのはちょっとアレだと思う。「業界団体」にコンテストを開いてもらうのも悪くは無いけれど、成果はどうかな。とりあえず、業界団体に期待したいのは、簡潔な予約通販システム、かな。