精神医学と脳と心理と

htt://mazoero.hp.infoseek.co.jp/denpaganbare.html

そして、精神医学とは、この封じ込めを発動させる為のシステムの一つなのです。

人間が生きる社会の環境(下部構造)が精神性(上部構造)を大きく規定しますが、
精神医学というのは、現時点での体制的な下部構造によって規定される(下部構造に
適応する)精神をデファクトスタンダートなモデル(正常精神)として規定し、それから
外れる精神を異常とみなして、正常と異常の差異を作りだし、異常とみなした精神を
薬物と訓練によって作り変えることで、正常と見なされる精神へ作り換える試みです。

えー、環境という"下部構造"の下に、脳という実体があり、生理学的機能とかなんとかを持っている。精神医学とは、フロイト的な精神分析学「だけ」じゃなくて、セロトニンの少なめな人にSSRIをあげたりと、もっと化学、薬学に近い「部門」もある。ので、K氏の批判は過度の一般化を有している。
 もちろん、広い意味での精神医学には、ある種の変異的な精神の持ち主を、異常と断じて治療や保護や隔離の対象とする、政治的な側面があることも否定しない。