"創発的権力=トレーサビリティ+再帰的重みづけによる時間圧縮"

htt://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20050911#p01
 タイトルの意味はよくわからなかった。
 大新聞の書評にしても、アホな書評家を起用すれば、編集の評判に傷がつき、アホな編集を起用すれば、編集長の評判に傷が付き、アホな編集長を起用すれば社の評判に傷が付き、と再帰的ではある。ただ、その時間的スパンが大違いであることと、個々のイベントが評判にダイレクトに寄与すること、が違いであり、再帰的重み付けの有無ではなく、プロセスの速度によるもの、だと思った。コメントが秀逸。進化論的に考えれば、有る程度密に閉じた系(はてなとか、hatenaとか)が複数あって、しかもそれが疎に結合し、他者が参照できること、が有用だろう。

創発的なシステムの仕掛けをナイーブに作るとしばしば
局所最適解に陥ったりすると思うのですが、『創発的権力』もおそらく同様の問題を抱えているんでしょうね。
局所最適解を避けるには、わざとノイズを加えるとか
システムを分割するとかといった工夫が必要になると
思うんですけども、そういう観点からすると現状は
まずいのかなあ。