"エロゲー業界の裏事情(BugBug10月号より)"

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●「美少女ゲームが売れてない」と言われているが、過去5年分のセールスランキングを見ると、本数的には毎年あまり変わらない。(約8割が”売れてない”メーカーなため、その声が大きいので売れてないように言われる)

●基準として約5000本売れれば、大きな利益は無いけど食べていけて、次回作も出せる程度。7500本くらいが”本当に売れた”レベルらしい。

●メーカーのオフィシャル通販の売り上げは、全体の1割〜1割五分くらいらしい。

・売れ行きが変わらないとしても、投入する資源の量は増しているような気がする。
・販売店の数は減少傾向にあり(地方家電店での扱いなど)、その分通販が増えているのか?
・延期した大作と、延期しない小品では、おそらく多くのユーザーが前者を選ぶだろうし、延期に対するマイナスイメージは少ないし。むかし、どこかで見かけた編集者のお話。「人間的に優れているけど、売れない作家と、人間的にはダメだけど、売れる作家、どちらを選ぶ?」「うーん、売れるほう」芸術作品って、こうなんだよな。

追記
 前述の話は、漠然と覚えているだけなので、少し思い出してみる。
 編集者が、作家が横暴で締め切りを守らないと愚痴をこぼしているところへ、エッセイの筆者が質問を投げかける話だったと思う。前の文章との繋がりを考えると、"締め切りを守る作家と守らない作家、どちらに依頼する?"という方が分かりやすかったかな。

 アナウンスを実行しないメーカー、通販サイトがボロボロなメーカー、BBSを粛清するメーカー、そういう話をネットで見かけると一瞬ムカつくけれど、すくなくとも自分自身は、購入の際にメーカーの政治的な正さよりもプロダクトの品質を重視する(というか、政治的な正さなんて考えたことも無い)。ニュースを見て、メーカーや作家の政治的な不正について憤慨するときに、よくこの問答を思い出すのだ。