<日本語の語彙力>私大生の19%「中学生並み」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050608-00000013-mai-soci

 一方、「読む・書く・話す」といういわゆる「日本語力」は、語彙の豊富さから類推できるため、今回の調査用に75の言葉の意味を選択肢から選ぶマークシート方式の「日本語力判定テスト」を作成。19大学、6短大と国立高等専門学校の計26校の昨春の新入生7052人に、このテストを受けてもらい、予備調査結果と照らし合わせてレベルを判定した。

  ◇各レベルの代表的な例題◇
(正しい意味を五つの選択肢から選ぶ)
<中1>重視 (1)重たいこと(2)大事だと考えること(3)目が疲れること(4)見えにくいこと(5)じっと見ること
<中2>さじを投げる (1)ひどく怒る(2)乱暴な様子(3)非常識(4)あきらめる(5)好き嫌いをする
<中3>一目置く (1)周囲をみわたすうちに目を留める(2)検分していた目を休める(3)大勢で特定の人物を凝視する(4)相手の目をじっと見て真意を確かめる(5)相手を自分より優れたものと認める
<高1>露骨に (1)ためらいがちに(2)おおげさに(3)あらわに(4)下品に(5)ひそかに
<高2>奔走する (1)逃げ出す(2)競争する(3)忙しく立ち回る(4)無駄な努力をする(5)大変な目にあう
<高3以上>嫡流 (1)激しい流れ(2)正当な流れ(3)清らかな流れ(4)よどんだ流れ(5)亜流
<同>憂える (1)うとましく思う(2)たじろぐ(3)喜ぶ(4)心配する(5)進歩する
<同>懐柔する (1)賄賂(わいろ)をもらう(2)気持ちを落ち着ける(3)優しくいたわる(4)手なずける(5)抱きしめる

 いや、人事なのでどうでもいいけど。
 「一目置く」という言葉には囲碁という遊び、「嫡流」という言葉には嫡子という概念、さじを投げるという言葉にはさじという物質名詞が前提となっている。牽強付会でいえば、憂えるという概念も、メランコリックな近代特有の(以下略。

 要するに、現代には現代のコミュニケーションがあるわけだ。

 小野教授は「ゆとり教育、活字離れに加えて、学科試験を課さないAO入試や推薦入学など大学入試が多様化したため、私立大では多様な学生が混在する状況だ。短大も日本語の補習なしでは授業が成り立たなくなる心配がある」と指摘する。

 と心配しているが、講師もVIPPERやらオタやらDQNになれば、授業で

wwwっうぇっうぇwwww

テラワロス

わはー

うぐぅ

DQN言葉は分からないので省略)

と、間投詞やら単発の名詞やらで言葉のキャッチボールが出来るようになるのではないか。
で、レポートを書くと

 それ、どこを縦読みするの

 「経済システムの問題点について」
 ここまで読んだ

 と、暖かい反応が返ってくるようになる。
 あ、授業は成り立っても、なんら得るところは無いか。