"大容量化"

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リアルな映画、小説といった娯楽は、物理的な制限のため、20時間の映画、2000ページの小説といった大規模化は起こり難いが、ゲームはFDからCD-ROM、DVD-ROMといった媒体それ自体の大容量化が起こったという話。

シナリオ単体のボリュームにしても、DOS時代からWindows時代への移行期、鏡が要求されたシナリオ容量は、1ゲームあたり200KB程度だった。今や、フルプライスのゲームには2MB近くが要求されるようになってしまっている。かつては小説1冊分だったのが、今では小説10冊分になっているのだ。それは純粋に恩恵と呼ぶべきなのだろうか。それとも罠──自らはめてしまった首輪なのだろうか。

 初期のエロゲ、いわゆる"ミニゲーム"にエチCGを入れたり、RPGやらSLGにご褒美CGを入れたようなゲームであれば、容量は食わないと思うんだけど。開発費の高騰は、エロゲの分野だけではない(と思う)。莫大な開発費を投入した、新規の新製品か、既存の技術、材料を使った製品か、その両極端にわかれる今日この頃。