"はてなブックマークはホモソーシャル・ブックマークか何か"

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060617#p1

はてなブックマークホモソーシャル・ブックマークか何かですか。

そんなにアニメとライトノベル嫌韓・嫌中とブログ論と2ちゃんねるのエントリーばかり、ぼくとしてはいらないんですが。

 クリリンのことかーッ!



 という冗談はさておいて、

どうもブログ・エントリー時代になってからのここ何年かは、「ストック」的な形で情報を整理・蓄積しているサイトが減少しているような気がします。

 について。
 やっぱり、Blogという形態は、情報のメンテナンスに向かない気がします。
 あとは、Wikipediaの伸張、まとめサイトの隆盛、なんかもあるのかな。
 昔は、コアな人が、Websiteを立ち上げて、そこでBBS、資料集、なんかをつくりながらコミュニティーを運営する、そんな姿がみられたような気もしないではないのですが、それが2ch←→まとめサイトWikipedia←→Blog←→ニュースサイト、みたいな緩いクラスタへと変化したとか?
 それと、ある対象(未定義)に執着する、マニア(未定義)から、わりと対象に執着しない、オタク(未定義)が増えたのかな?


 あと、えーと、自分の場合、神話や年表は、自分の為に集めていて、適当に集まると適当にリンク集を作ったり、あとで適当に読み返すわけです。ある程度ぐぐり慣れると、ぐぐって出てくるURLと、ぐぐっても出てこないURLとの区別がついてくると思います。あ、ロボ避けしているとぐぐられませんね。良質の年表は、結構得がたいので気がついたときに集めています。閾値は高め。
 一方、ラノベエロゲ関係の場合、クラスタでのコミュニケーションになっているような気もします。「読んだ?」ブクマ「読んだ!」ブクマ「面白かった!」ブクマ。だから、閾値は低め。
 

人は最適解を望めない

http://d.hatena.ne.jp/hasenka/20060615/p4
より改変

エレベーター事故で皆が幸せになる答えは何だったのかと考えれば、シンドラーエレベーターを住民が最後まで使い続け、シンドラーを支持する事だったろう。いずれ行政の側から使用禁止命令が出るのだから、その時は行政側に交換の費用を負わせれば良い。それまで断固としてろう城を決め込むべきだった。そして日本全国でシンドラー応援の声が広がりあの安くて広いエレベーターを支持し、シンドラーが販売拡大に向かえば自力で欠陥エレベーターの交換も可能だったのである。すれば住民にとってもシンドラーにとってもハッピーな事であったろう。現実はそうはならなかった。そうした未来が可能だったかと考えてみても難しいとしか言えない。そこには結果責任のようなもの負わせる何かがある。関係者皆が不幸になる事が分かっているのにそこに向かう運動。人間は予め不幸に向かう運命を背負っているのか。そこに幸福になる道が繋がっていたとしても。そこが限界。そういう意味ではライブドアも同じ。

雪印も、三菱自動車も、モルヒーワンも、姉歯設計も、平成電電も、断固として支持すれば最適解になったのにね。

さすらいのチャリンカー

 三重県でネット通販の倒産騒ぎがあった模様。
 ネット伝聞によると、チャリンカーであったらしい。
 前金で振り込ませ、そのお金を何かに使う。
 安値で仕入れられる筈が無いので、別の通販か何かで購入。もちろん、逆ザヤが発生する。
 その通販の振込みをする為に、またネット通販とかオクに異常な安値をつけて、振込みを募る。
 この繰り返し。
 自己破産一直線のビジネスモデルです。
 このチャリンカーの恐ろしいところは、自己破産直前まで、顧客は儲かるというところにあります。
 現金を必死で欲しがるため、超絶安値を提示している人をみつけ、販路を持つ人であれば、チャリンカーから購入し、別口で捌くと利ざやすら発生します。
 チャリンカーにお金をつぎ込んで複数注文を行い、回収できず裁判裁判と騒ぐのもオクの華ですね。


 類似品としては、逆ザヤ覚悟で商売をやって信用をあげ、最後に一気に振り込ませて逃げる、というアレ。
 これは避けようがありません。危ないものには手を出さない、というのもビジネスモデルですが、善意の第三者を装って、なにかあったらゴネるというのもビジネスモデルのようです。


 チャリンカー こけないうちは ビジネスモデル
 字余り過ぎ…

県庁内の店だから信用したのに…家電店破たんで苦情


 三重県庁内に出店している家電製品販売会社が、インターネット通販の代金前払いで液晶テレビなど少なくとも200件、計約3000万円の注文を受けながら、商品を発送しないまま経営破たんしていたことが14日、分かった。県には「会社に電話が通じない」「県庁内の店だから信用したのに」との苦情電話が150件以上寄せられ、職員が対応に追われている。--http://www.zakzak.co.jp/top/2006_06/t2006061422.html

エロゲ冬の時代

なんかちょっと気になったのでいつ頃なのかと聞いてみると、2002年あたりがそうであったらしい。
なるほどそういえば、おいらがエロゲ中断期に入る前に最後に買ったソフトは「大悪司」だったもんなぁ(2001年11月発売)
で、2002年のエロゲリリースを調べてみるとたしかにこりゃひどい。(DependSpace発売情報参考)
流通さんの言うことには、この時期、同人ゲーム界が今よりまだ注目を集める前だったこともあり、有象無象の新興レーベルが商業ゲームの舞台に乱立。さらには日本全体の景気の底打ち時期でユーザーさんのお財布のひもががっちり固く。くわえてWindowsOSの転換期による混乱も多少なりとも影響があったらしく、結局、堅実な仕事をする大手メーカーのみが手堅い数字を残すという年であったんだそうな。--http://b-chief.org/archives/2006/0615-0637.php

 だそうな。
 数字三桁のタイトルなゲームが国会で取り上げられたり、中学生がゲームを万引きして自主規制団体が登場したという話ではないらしい(あたりまえ)。


参考に、いつもの、rev:エロゲの販売数
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/rev%3a%e3%82%a8%e3%83%ad%e3%82%b2%e3%81%ae%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e6%95%b0

サッカーについて。

 なんか、謝罪対象となっちゃったけど、あれはいいエントリーだったと思うな。少なくともあのエントリーは。
 何万人に一人のエリート選手にケチをつける行為は、上手く空気読んでやらないと大変格好悪い。
 お茶のみ話で、日本選手批判をする人に苦笑いを内心しつつ、ジーコ批判をしたオレも、きっと格好悪い。
 どうでもいいけど。
 あと、秀逸なエントリーはこちら。
http://d.hatena.ne.jp/Hayashida/20060614/1150270212

「サッカーは戦争」とか言うならな。

戦略も戦術も持たされずに犬死させられる選手は可哀想。というか、まあそれが日本というお国の伝統だと言われればおっしゃる通りでございます、という感じ。ニッポンバンザイ!

つりぼりのくまさん

 暑くなったせいか、また釣堀で水浴びやっている。
 くまさんやらかえるさんまで。
 安い魚なんで、私も参上。
 さて、言葉を定義しないで使うことは、議論の基本です。
 っていうか、まあ、議論以前か。
 「困っていて、自己解決できないので、なんとかしてほしい」
 という祈りに対して、
 「プギャーwwwww」
 という話。
 もうちょっと具体的にいうと、
 釣堀で「愛」という餌を垂らして、それに安い魚が食いつくと、
 「自分から餌を与えない魚に餌なんてやらないよ」
 と釣り上げる。
 夏ですね。


 釣堀が賑わった原因は、「愛」という未定義語の利用でしょう。
 個人的に、「愛」は断片的な交流、性欲、そういうものが集積した上位概念だと思うのですが、今回、それを大上段に構えて振り下ろしています*1非モテ非コミュに必要なのは、交流で、その延長線上に「承認」の獲得*2があり、その先に「愛」があるのではないでしょうか。架空の「愛」を想定し、そこから「承認」を逆行的に設定し、さらにそこから「交流」、場合によっては相手の「発信」を希求するというのはアレな態度で、そんな二次元美少女以外にはありえない状況を期待せず、こちらから小さな交流を、始めてみたらどうか、みたいな記述なら、それはそれなんですけど。
 小さな交流、中くらいな承認が得られないがため、一足先に大きな「愛」に飛びつこうとして、余計に自体を悪化させる、なんていう悲喜劇が起こっていないといいですね。

ということで釣られまくりな安い魚の日。

*1:先に使ったのは、あちらサイドだ!という反撃技も完備して

*2:承認感の獲得?

学生が横一列に歩く理由

http://anotherorphan.com/2006/06/post_304.html

数人で歩く生徒たちは、窮屈そうに荷物や肩をすぼめたり重ねあったりしながら、なんとか「横一列」に並ぼうとする。別に会話の声が聞こえないからとかそういう話でもなく、何がなんでも「横一列」でないと気がすまないという、何か逼迫した衝動をそこには感じるのだった。勿論、そういう風に横一列に並ばないで、前後で正方形を作るような形でグループを作る生徒もいるが、「横一列」に並ぼうとしたがる生徒の方が多い。これは、いったいいかなる理由によるのだろうか。

 こう、歩道をすれ違うとき、こちらは一人、あちらが何人いても、普通横一列のまま。隊列を変えれば簡単にすれ違えるのに、といつも思う。