(癌の)健診問題

現在の認識はこんな感じ。適当に修正する。

  • 健診の精度
    • 検査自体の精度
      • 技術上の問題
    • 有病率によるベイズ的な問題
      • 「特異度(≒偽陽性率)99.9%」っていう素晴らしく見える検査でも、有病率が1万人に1人の疾患では、100万都市で1000人の疑陽性者が出現(感度100%なら、真陽性者は100人)
  • 対象疾病の自然史
    • 公衆衛生的問題
      • 対象疾患が以下のような場合、健診を実施しても死亡率の改善に繋がらないことがある。
        • 進行が遅い
        • 介入の利益が乏しい
    • 個人の価値観
      • もちろん、「死んでもいいから癌をみつけたい」っていう価値観はありうる。
        • 当然、『公衆衛生に寄与しない検査』を放置することで、商業的検査機関が大衆の不安を煽り、公衆衛生的には不要な検査へ追いやる可能性も考えうる。
  • 医学の進歩
    • 現在、「進行して転移するので早期手術が必要な甲状腺がん前立腺がん」と「転移せず放置してよい甲状腺がん前立腺がん」がのサブタイプが存在いう定説はなさそう。
      • 将来的に発見される可能性は否定しない。
        • (これまで発見されていない)サブタイプが証明できれば大発見なので、みんな血眼になって遺伝子を解析してビッグデータをAIに掛けたりと頑張ってると思われるがまだまだこれからといったところ
    • そうなったら再考すればいいんじゃね?