時価総額経営なマンガ

http://d.hatena.ne.jp/terasuy/20060328/p1

今の過激な漫画論壇なんかでは、物凄いバッシングを受けそうな内容なわけですが、ドラゴンボール嫌いなのよ、って言う人はあまり聞かない。僕も好き。人類みなサイヤ人

 作品の株価、みたいなものがある*1。世界観とか、画力とか、そういうファンダメンタルである程度初期値が決まる。で。ある程度株価が上がって、もっと上げろと大株主の意向が働くとき、経営者はアレに手を出す。アレ。主人公を担保にし、伏線の消化という負債を覚悟で、強い敵を購入。強敵の投入で価値の上がった主人公を担保に、さらに強い敵を購入し…。
 大抵、大株主は利にさといので、株価を上がるだけage、暴落寸前に売り抜けたりする。個人投資家には蜜柑しかのこらかなったり。あの超大人気マンガは、きちんと配当を出していたけれど、これ以上の経営は無理だったんだろうな。
 そういうわけで、時価総額型ストーリーが悪い、ということはなくて、ちゃんと株価を維持し、配当を出してくれればOK。あの超人気マンガ、この超人気バスケマンガも、きちんと配当をだしていたので、終わったときには残念に思ったものだ。はじけなければ、バブルは悪くない。ネズミが尽きなければ、ネズミ講は成立する*2。ただ、ファンダメンタルを大きく超えた時価総額経営はどこかで破綻しそうなので、アナリスト的には茶々を入れたくなるというか。
 という夢を見た。

*1:と思う。タダの冗談。以下、言い訳20行位略

*2:全人口を超えても、お互いに貸し借りすればいいだけだ。1兆円借りても、翌日になれば2兆円入金される。明後日は3兆円借りて4兆円入金して…