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「子どもは、なぜ動物が好きか、また動物文学が好きか、この質問に対してフランスのすぐれた児童文学者ルネ・ギョーが、明快にこう答えています。『子どもは、大人たちのなかにはいっていくよりも、ずっとずっと、動物のなかにはいっていくほうが、安心がいくんだ』 まさにそうなのです。安心がいくからです」
はじまりのとき、動物と人間のあいだには、ちがいがなかった。
その頃はあらゆる生き物が地上に生活していた。人間は動物に変身したいと思えばできたし、
動物が人間になることもむずかしくはなかった。たいしたちがいはなかったのだ。
しかし説明したらだめになる。
昔は万事がそんな風だった。