エロゲと強度偽装

http://d.hatena.ne.jp/judge/20051206/p1
国は、個人や企業のリスクをどれだけ担保するべきか、という話。
どこだったかの文章で、リスクを担保せずとっとと引き上げた九州の銀行からは、国は公的資金を引き上げるべきだ、という意見には賛成。

 リスク管理について、黙っている国が諸悪の根源なんだけど(国防のリスクとか、天災のリスクとか*1)、地盤の悪い土地を公表しようとすると土地所有者から文句がでる国民からなる国だから。
 
 アメリカの刑事ドラマじゃないけれど、えーと、不動産屋が家を売るときに、不動産屋手帳を広げて、「あなたには購入前に別途費用にて再調査する権利がある。また、天災・戦争による物件の毀損については、回復を担保されない。また、なんとか法なんとか条に基づき、この物件はどこそこ保険による保険に入っている」と宣言しないと契約が無効になるような規定をつくればいいのか。

 この件では、詐欺であれば騙した人間が保障すべきだし、投資の失敗であれば残念でしたね、という話だし。車検を通った車が故障して事故を起こしても、検査側には賠償責任は基本的にない。最低限度をチェックするもので、運行の安全を保障するものではないからだ。建築確認も、そんなものだとおもうけど。

*1:一部に評判の悪い、地震予知だけど、地震が制御しうるかのような幻想をばら撒くのには都合がいい。ある種の平和主義も、リスクから目をそらすためには都合がいいものだ