ゲーム理論によるツンデレの考察:sirouto2氏の用語解説

http://moeron.g.hatena.ne.jp/
ゲーム理論を援用するなら、根拠無しでいいので、行列に損益の数字を貼っておいてもらえると助かる。あと、最近、「キャラ」と「キャラクター」を別物として使う風潮が伊藤剛氏周辺にあり、そのへんとの違いも付記してもらえるとありがたい。
http://moeron.g.hatena.ne.jp/keyword/%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%a9

同人誌は原作と同じキャラクターを使っているが、

登場人物の単位では一冊一冊の同人誌間で異なる。

原作も他の原作と同じキャラを使うことができる。

ちなみに、登場人物キャラクターキャラの違いは、

インスタンスとオブジェクトとクラスの違いに似ている。

 ジャンプマンガとかアニメだと、まず「登場人物」と「キャラクター」は同一で、ユーザーによって「キャラ」が発見されたりするけど、最近のメディアミックスものだと、キャラのみ定義され、作品ごとにキャラクター、登場人物が動的に生成されたりするような気がする。

 
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/

"生物学的"

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060120/1137749952

かつて、理想の社会を目指そうとして、ソ連では集団農場が、イスラエルではキブツが、中国では人民公社が、タンザニアではキジジ・チャ・ウジャマー(同胞の村)の運動が起こった。生産手段を共有し、「能力に応じて働き、必要に応じて報酬をもらう」というのがこういった政策・運動の目標である。

・利己性は教育によって根絶できる、と考える人は、蝿声の王、じゃなくて蝿の王でもよんで(以下略。

 進化論では、なぜアロエの仲間のほとんどが、「とんがった舌みたいな葉っぱ」というような形状をしており、サボテンの仲間のほとんどがもっと丸っこい形状をしているのかの説明ができないのだ。

 蒸散する水の量は表面積に比例し、保有する水の量は体積に比例し、二乗三乗の法則が働くからじゃないかな。サメとマグロとイルカの法則。「環境とは関係なく進化が起きうるケースもあるということだ」というのは同意するが、「環境が一意に進化を起こす」なんて考えている人間っているのだろうか。いや、一杯いるか。耳の形状のように、個体生存との関連が低いものには淘汰圧が低く、体の形状のように、生存と大きく関係する形質は淘汰圧が一杯かかる、という話か。
 
 
 
ともあれ、Gene(遺伝子にかかれているもの)、Meme(遺伝子に書かれていないもの。異論多し)、個体生存と性淘汰、そのようなものが美味しそうに寄せ鍋になっている印象。欲求と欲望があり、欲望は欲求に根ざしているが、往々にして生理的な程度を逸脱することがある。


 と、だんだん議論の焦点がわかってきたぞ。fromdusktildawn氏は、自分の主張するコードの「有用性」に、倫理的な正しさ、哲学的な正しさがあると思っている*1。氏はその根拠を「生物学」に求めている。反論者は、その絶対性が気に入らず、fromdusktildawn氏は、絶対性への非難が気に入らなかったのか。

(1)お洒落はモテの主要因ではない。

(2)お洒落がモテの主要因であるというのは悪い事だ。

 という「結論」には、こちらも同意しておく。


 結局、fromdusktildawn氏が
「自分の提唱する形質は昔から個人の生存に有用であるし、同様の形質は動物社会においても有用であった。生存に有用な形質は、性選択の際に有用な基準であろう。」
 と主張し、反論氏が
「一般的に生存に有利な形質が、すべての環境下で有利とは限らない。ほとんどの環境下で有利に働くことは認めるが、その形質を『生物学的に正しい』とし、その他の形質を排除するよう淘汰圧を社会的に加えることは、社会の多様性を維持する上で好ましくない。」
 と反論し、
「では、多様性をどの程度維持するのが社会の活力を維持する上で重要なのか」
 という点を和やかに議論すればいいのに、とか思ってみる。


 クマークマークマー。



 要するにオレが釣られたのね。楽しい議論中失礼。こういう議論はずいぶん昔から行われていたような。動物行動学。
 鎌形赤血球の持ち主は、貧血になるけれど、マラリアに強い、とか、肥満傾向にある体質は、飢餓期には強いが飽食に弱い、とか、多様性についての論議とかもあった。

*1:有用性は、私も同意する

鉄車帝国の女囚

仮想戦記なジュブナイルポルノ
いろいろ微妙。
自分にとって、物語は、カタルシスを楽しむものだ。


・敵に押される→新兵器でウマー :仮想戦記
・ヒロインに拒否される→無理やりでウマー :陵辱
・世界観に謎がある→開示されてウマー :SF
・犯人が分からない→あなたを、犯人です:推理
・なにあのヒロイン池沼?→実は、そんな過去が!→銀色→青空→号泣:AIR
・ツン→デレ :ツンデレ
・ツン→ツン→最後までツン→→→あの娘の内面をわかってあげられるユーザーは、オレだけだ :メタカタルシス ウマー
・デレ→デレ→ドロ→ドロドロ→鋸ザシュ →→ああ、こちらの世界に返ってこれてよかった:ホラー


あ、そういうものが物語にあるといいなという話。

神栖麗奈は此処に散る (電撃文庫)

神栖麗奈は此処に散る (電撃文庫)

読了。これ、二巻だったのね。中盤まで気づかなかった。あえて、巻数表示しない理由は妄想しうるけど、ちょっと好きじゃない。

 内容は、どうみてもコフート…なのかどうかは、他の解説者に期待。


 内容に触れた記述は、作者が嫌うのでやめておく。いっそのこと、面白いと思ったら、これを貼ってくれ、と自画自賛用テンプレでも置いといてくれればいいのに。それとも、Webで自著に対する言及からして回避すべき、なんだろうか。

"これって、なんて新海誠?"

http://b-chief.org/archives/2006/0121-0334.php

クレジットの無いムービーですし、メーカーサイトにもまだそれらしい表記も無いんですが、どう見てもそういう風にしか思えないなぁ。

 パープルソフトウェアの2月の新作、「あると」のデモムービーが新海ムービーに似ている件。minoriの仕事、素材がぜんぜん揃わないから他社の仕事を入れているんだと邪推。がんばれnbkz*1

参考:windや、はるおとのMovieはこちらから。
http://www.minori.ph/download.html

*1:ちなみに、カメラ移動が甘いので新海誠作成、じゃ無いほうに一票。カメラが直線的に動くのじゃなくて、静止→加速→等速度運動→減速→静止寸前にエフェクト、の繰り返し。あ、でも、見返してみると「あると」もなかなかよくやっている。序盤は。中盤からちょっと手抜き。しかし、何回みても凄いMovieだな。あのキャラ、あの背景、と、内容に期待を持つこと必至のMovie。

"眺望「台無し」 新築の超高層住宅、真南にビル計画"

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200601200045.html
カトゆー家より。

大阪都心部の新築タワーマンションの真南に高層ビルの建設計画が持ち上がり、2月入居予定の契約者たちが動揺している。大阪平野を見下ろす絶好の眺望を楽しめるはずが一転してビルの壁に遮られることになるためで、マンション業者に無条件解約や値引きを求めるが、話し合いは平行線のままだ。解約すると、払い込み済みの手付金数百万円は放棄しなければならないうえ、残る代金の支払期限も2月半ばに迫る。ぎりぎりの話し合いが続いている。

 どうみても故意です。本当に(以下略


 えー、広い土地があったとする。そこに三軒マンションを建てる。後ろのほうのマンションは眺望が悪いし、キツキツに建てると駐車場が狭い。ではどうするか。
 一番北にマンションを建てる。あとは駐車場。
 「眺望良好!駐車場確保!」
 売る。
 次に、その前にマンションを建てる。前に買った人は怒るが、実は書面にはこう書いてある。「駐車場は、他社との契約です」そう。他社の土地の他社の駐車場なので、契約期間が完了すれば、契約更新せずにマンションが建つ。
 で、もう一軒立てて売る。その繰り返し。



 要は、重要告知義務を小声でいうことの是非なんだけどね。

"国民のコンセンサス"

http://d.hatena.ne.jp/ajisun/20060120

つまり、午前中に、キーパースンと呼ばれる官僚と会って、生臭い話から分配から平等論にいたるまで議論することになり、言いたいことは言ってきたつもり。省一階のド・トールで。私は患者や当事者だけではなく、うちのヘルパーさんたち60余名の「生存」がかかっているこの制度改悪で、せめてこれ以上安上がりにわたしたちを働かせないで欲しいと直訴した。だが、その官僚は「国民のコンセンサス」がないから、こうなってしまっているんだとかいってため息をつく。そして、私とか私の先生の言っているとおりに世の中なったらどうなるの?と逆に聞かれた。

関連:
http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060121/p1

極論を言えば、僕は「正当性には合意は不要だ」とすら思っている。その正当性とは「留保のない生の肯定」である、と言いたいのであるが、そこでアガンベンの議論が援用できるのでは、と思っている。


 まず、GDPのどれだけを税収にまわすか。そして、その税収のどれだけを福祉にまわすか。そしてそしてさらに、その福祉のうちどれだけを、所定の部署へ配分するか。官僚にできるのは、その部署での微調整であり、大枠の決定こそが「国民のコンセンサス」なんじゃないかな。
 世の中に悲鳴をあげている人は山ほどいて、彼らが団結すれば政治的圧力になるとはおもうけど、結局みんな、ただただバラエティーを視ているんだなこれが。政治的結社に影響力はあるけれど、普段バラエティーをみて、選挙の時には政治バラエティーを視るだけだと、ねぇ。
 で、弱い人は宗教とか主義にとりこまれるという悪循環になるわけなのだが。

東証450万件/日、NYは4680万件/時

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060120/1137740301
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20051130

 十九日付米紙エイジアン・ウォールストリート・ジャーナルは一面トップで「東証の緊急停止は、自らの技術力を誇ってきた日本という国の中枢が、驚くべき敗北宣言に追い込まれたことにほかならない」と論評した。

 同日付英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)も、一面トップで「屈辱の再発を免れようと、絶望的な試みが続けられている」と東証の混乱ぶりを伝えた。

 昨年秋に東証のトラブルがあって、その際
東証は一個のシステムだけど、あちらは複数のシステムがあって、1基は実行用、1基は検証用」
 という指摘があった。
 誤解を招く言葉で言えば、株式取引というのはギャンブルで、胴元が負けそうになったらスロットマシンの電源を落とすようなカジノには、客が集まらないんじゃ、という話か。しかし、日本通貨経済の根幹を支える東証が、そんなオマヌケなスペックでどうするんだろう。どっかの国で、じゃあ証券取引所システムのコンペやります、ってときに、日本代表のF社はどうプレゼンするんだろう。


 プラザ合意の頃だったかな。日本は農産物保護と引き換えに、最先端産業をアメリカに引渡し、で、内需拡大でバブルに持ち込んだ。世界の工場をやめて、世界の金貸しになると思いきや、結局買ったのは債券とか株じゃなくて、絵とか城とかそんなもんで、みんな毟られた。最先端産業は相変わらずアメリカで、量産は中国になって、結局不況になっている。心を入れ替えて?製造業に邁進…するわけでもなく、ゼロ金利政策に乗ったマネーゲーマーが跳梁するばかり。マネーゲーマーのゲーム天国で行くのかな、と思えば、今度のライブドア潰し。


 設備もないのに過密運転のJRWとか、外部委託で事故続発のJALとか、予算削減で鉄筋を削減した姉歯とか、そんなのばっかり。これも、「消費者には、そんなメーカーのことなんて関係ないの。とにかく、やすければいいの」という国民のコンセサス、というものなんだろう、きっと。


 

「開いた」作品と「閉じた」作品

 そういえば、自分が好きなモチーフに、閉鎖世界からの脱却、というものがあります。物理的、認識的、心理的に閉鎖世界をつくりあげ、そこに安住/拘束されたキャラクターが、そこから脱出/追放される、というものです。シナリオレベルのものもあるし、作品レベルのものもあります。また、ゲームシステムレベルで行われるものもあって、ループとかループとかループとか。


 こういう趣向を持っていると、つい作品をそういう目でみてしまい、TH2(X)などは、「閉鎖世界をつくりあげ、あえて世界観に目を向けさせない」すばらしい作品設定だと勝手に感動してしまいます。びっくりするほどユートピアです。智代アフターは、無理やり閉たら窒息死してしまった、観があります。開けておけば感動が逃げ出すし、閉じると窒息死するし、難しいものです。


 ライトノベルでは、サマー/タイム/トラベラーと、スラム・オンラインを比較した書評がありました。前者はパラダイスから逃れることができず、後者はパラダイスから脱却した、という論評をされていました。どちらも、牽強付会な読み方をすればループゲームであり、前者ではループを抜ける鍵として美少女、じゃなくて「未来」を手に入れ、後者は、「日常」というループから逃れるために「スラム・オンライン」というオンラインゲームを始めましたが、最終的には美少女のいる日常に復帰するために、「スラム・オンライン」を卒業する決意をします。んー、日常というループは(一部の)人間を消耗させるが、キーアイテム(=美少女とか関東の理想とか)が手元に存在すると、閉鎖空間のびっくりするほとユートピアにかわる。キーアイテムが無限遠にあれば、無限遠にむかって歩くことができる。そんな具合かな。「スラム・オンライン」で、日常に戻った主人公が、日常のループに耐えられるのかどうか、それが興味のあるところです。彼が独自にループのない日常に耐えられるとしたら、それがループのない都市、東京のチカラによるものかどうか知りたいところです。
 日常のループから脱却する、というモチーフで、非常に興味深いのが滝本竜彦氏で、日常のループから脱却できずに日常のループから脱却する小説を書いて、そうしたらリアルに彼女を手に入れて日常のループから脱却してしまった、というメタメタな作品のようです。


 さて、そんな私が大好きなのは舞シナリオ@KANONで、主体性をもって主体性を明け渡し、全力でもって目の前の問題から目を逸らし、捏造した敵を自ら倒す、というすごいウロボロス的なループです。完全性をもって、その最大の欠点とするユートピアを越えるユートピアと言えるでしょう。いろんな問題から目を逸らし*1、孤立したコミュニティーで結束を高め、捏造した敵に仲間と立ち向かい続けることは、真に幸せなことに違いありません。ただ、幸か不幸か、彼女たちはその欺瞞に自ら気づいてしまい、縮退したループから出てしまいました。物語はそこで終了します。しかし、作品は閉じていません。このあと、彼女たちにはループする日常が待っています。現実に回帰した彼女たちが、どう日常を生きるのか、非常に興味があったのですが、この興味を満足させる二次創作は残念ながら発見に至っていません*2






 


*1:その最大のものは(肉体的な)成長というもので、シナリオレベルではそのことについて指摘されている

*2:他の不幸少女たちの場合、ループする現実こそが、ループする日常すら与えられない悲劇よりマシ、という水準で評価されているようです

ラノベ流行っているのね。

  295 名前:イラストに騙された名無しさん 本日のレス 投稿日:2006/01/21(土) 16:13:28 C6Lt/Ros 
今日のQMAⅢ、ホビット組にて 

カミやん 中級魔導士8級(赤髪ツンツン頭) 
シャナ  中級魔道士7級(赤髪ネコミミロリ) 
ひとかた 中級魔道士8級(白髪少年) 


      ∧∧    ∧∧                         ∧∧ 
キタ.━━(*゚∀゚)━━(*゚∀゚)━━━━━━━━━━━━∧∧━━(ヽ*゚∀゚)')━━!!! 
     と  つ   / つつ  (       /^)^)     (*゚∀゚)   ヽ   / 
    〜(_,,つ  〜(  〈   (⌒(´>>  (_, `)〜   / つつ  〜(  〈 
       し'     ヽ_)_)   し ヽ,),,)  <と_ノ  〜(_,ヽ_)_)      し'ヽ,) 




  296 名前:イラストに騙された名無しさん 本日のレス 投稿日:2006/01/21(土) 16:18:18 1YRVN7GC 
>>295 
確実にお前は俺と同じ予選にいた